地震当日、お得意様から電話があり、壁から
水が噴き出しているとのこと。近くの方に
水道の止水栓を止めてもらい、午後から
伺う旨を伝えて一旦電話をお切りした。
止水栓を開け、水漏れ箇所を特定。
タイルの上の角から水が噴き出していた。
一階はRC構造。二階、三階は木造です。
二階の台所の収納庫を開けて覗くも、水道管は
確認できず。
今日は不便だか、水を使うことが出来ない。
現場から、協力業者様に電話するも、同じく
バタバタで、後ほど連絡するとのことでした。
翌日、電話がありやはり不便なので、外の
水栓だけでも繋いで水を出してほしいとのこと。
現場に行き、説明をしていると、そこに協力
業者さんから電話があり、来てくれるとのこと
社長も呼び、壁を開口して、水道管を見つけます。
地震で力を逃がすことが出来ずに
エルボの付け根で折れていた。
抜けているわけではなく、見事に折れている。
繋ぎかえて、水を出し、各部を点検。水漏れなし。
補修は社長に任せて、私は次の現場へ行きました。
お得意様の「ありがとう」「私はお兄ちゃんしか
頼る人がいないから頼むね」の言葉を受け、生業に
しているこの仕事に誇りを持たせて頂きました。